■減色ツールの比較
■Padie Ver.35
■1.732 (Yukari配布場所)
一つ前のログで画面キャプチャを取ってサーバにうpするとき、画像の減色に使ったツール。
このブログ、さくらのレンタルサーバに置いてるんだけど、使える容量が今どき1GBしかないんだよね。
今は問題ないけど容量が減ってきたときの事を考えて、たまーに代わりになるサーバや自宅サーバを検討中。
このブログは何か発信するためというより、自分の思ったことや興味のあること、メモやブックマークを置いておくためのもので、個人用途の意味合いが強い。
でも友達も読んでくれてるし、一応インターネットに公開されてるから文章も考えちゃってるし、だからせっかくなら何かエントリーするにも文章中に
GIGAZINEみたいに絵や写真が1枚あると読みやすい、というか敷居が下がる?ってのは分かるんだけど、、、容量1GBじゃねーw
画像だけにフルフル容量を使い切ったとしても、1MBの画像が約1000枚、256KB程度のものでも4000枚しか置けない。
こんなんじゃ、他にもファイルを置いてることを考えると気軽に画像とか貼れないし。
どこか別な画像サーバにアップしてリンクするって手もあるけど、それも面倒。
そんなこんなで画像はかなり少なめ。
で、1つ前のエントリーで撮った画面キャプチャのファイルサイズはJPEGで600KB強。
もったいない。
ってことで、更なる圧縮に取りかかる。
でも普通の絵や写真なら、JPEGのままで品質を下げて(圧縮率を上げて)いけば何とかなるんだけど、今回は細かい文字が多い。
圧縮率を上げると文字が潰れてしまうわけです。
どうしよう、画像はやめとくか?と少し考えて思いついたのが減色。
要するに画像に使ってる色を減らす、例えば24ビット約1677万色を16ビット約6万5千色とか8ビット256色に下げれば、画像のファイルサイズが削減できるのです。
減色ツールと聞いてすぐに思い浮かぶのはOPTPiX(オプトピクス)だけど、あれは金が掛かる。
しかも1000円程度なら買ってもいいけど、減色に5000円は、ちと高い。
そう考えながら、「減色ツール」で検索して見つけ、そして使ってみた中で良かったのが冒頭でリンクしたPadieとYukari。
これで減色してみたところ、殆ど粗の目立たない状態で256色まで減色できた。サイズも約600KBから約200KBへ削減。
しかも思ってたよりも品質が良くてびっくり。
Padieは開発終了ソフト、YukariはPadie後継?のxPadieっていう、これまた開発終了してるソフトの減色エンジンを継承してて、こちらは現在も開発継続中とのこと。
YukariはPadieの後継のxPadieの更に後継だから、こっちの方が恐らく品質も良い筈で、実際そう見える。
でも今回の画像に関しては、全体的にはやっぱりYukariの方が良いものの、ごくごく細かい一部に関係ない色が見えたりして(右上、Maximizer設定ウィンドウのsoft clip左の青枠ボタンに妙に明るい水色の点が複数出てた)、少し考えてPadieの方を採用。
そんなわけで、今後の使い分けも考えて2つともリンク。
それにしてもあの画像、自然画像じゃなくPCのウィンドウ画像だから上手く減色できてるのかもだけど、とても256色には見えない。
凄い。
■藤本健のDigital Audio Laboratory - 「かないまるルーム」で生まれる究極のSACDとは?
~ その3: 金井氏「ミキシングからプレスまで監修」の秘話 ~
■ 「意見の相違は1カ所もない」
藤本:最後に音楽的な面で阿部さんとの協同作業が、どのように進んだか教えてください。
金井:私はミックスの素人。それがオーディオ的な側面からたくさんの要望を出すわけですから最初はもう大変でした。とりわけ空間に音をどのように配置するかは言葉に尽くせないほどたくさんの議論をしました。私の提案でいいところが出てもミックスの常識に反していてバランスが崩れることもしょっちゅうありました。それを2人で相談しながら、こつこつとよいものにしていったんです。
どの曲も最初はなかなかいい音がでませんでした。何度も音の出し方を変えてもらいました。「ボーカルを0.1dB上げたらどうだろう。ギターの音像をもう少し開いてみてください……」そんな感じで何度も何度も作り直したんです。阿部さんも私の希望をミックスのプロの仕事に翻訳していろいろと試してくれました。するとある時とてもいい音が出るんです。「いいねえ」といいながら振り返ると、後ろでミックスしている阿部さんもニコニコしているんです。「いいっすねえ!」。バランスがとれていい音が出たときは、2人が同時にいいと思うんです。阿部さんも私も想定していないようないい音が突然出るんです。何百回もそういうことがありました。どの曲にもそういうドラマがありました。
意見の相違がないなんて、特殊プロジェクトとはいえ、こんなレベルまで突き詰めた仕事ができるなんて幸せだなぁ。
羨ましい。
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■藤本健のDigital Audio Laboratory - 「かないまるルーム」で生まれる究極のSACDとは?
~ その2: SACDマルチのミキシング作業の実際 ~
「阿部: 1st、2ndはRecもMixもスタジオでみんなで創り上げたので大きな問題点はありません。もちろん課題や反省は常にあります。問題は3rdにありました。先ほど言いましたが全般的にPCでのレコーディングが中心になりどこでもミックスができるようになりました。また制作費の削減などもありどんどんスタジオから自宅などでの作業が多くなりました。何が失われたかというとモニター環境が悪くなったのです。
金井さんの言葉ではありますが『聴こえているもの以上の物は作れない』といった当たり前のことを忘れていたのです。ケーブル1本1本の選択から配置、またヘッドアンプに何を使うかまで、この楽曲だったらこうしようと組み立てやってきたにも関わらず最後のミックスに問題があったわけです。また最近のCDの傾向は、コンプやリミッターなどを用いてとにかくレベルを突っ込むというもの。そんなことをしたら、音が悪くなるのは当たり前だけど、レベルを突っ込むと聴いた瞬間にインパクトがあり、いい感じに思えるんです。ただ、こうしたミックスによって奥行き感や空気感というものがなくなってしまいます。3rdに関しては自ら自分の感性でやってみようとやりましたがやはり犠牲は同じことでした」
「聴こえているもの以上の物は作れない」、他にも応用の利く、いい言葉だなぁ。
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■ばるろぐ - Le Couple藤田さん「CDで削ぎ落ちていたもの」
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