元麻布春男の週刊PCホットライン - 小型HDDを脅かすフラッシュメモリの大容量化
んー、
こないだも書いたけど、フラッシュメモリって、フロッピーほどじゃないけどそれに遠いとも言えない頻度でトラブルに見舞われてるから何か信用できない。携帯音楽プレイヤーなら確かにフラッシュメモリの方が適してるかなって気もするけどね。
でもフラッシュにOS乗せて走らせるのは怖すぎる。
実際、今自分が担当してるアプリケーションはフラッシュメモリにOS含めた全ファイルを置いて走らせてるけど(もちろんスワップ無し)、これがトラブル続き。しょっちゅうファイルシステムが壊れてる。まぁファイルシステムにFATを使ってるってのが一番大きな理由なんだけどね。
心配している寿命について、例えば寿命30万回のメモリの特定同一アドレスに対して毎秒1回のアクセスを行ったとして計算すると、
300,000(回) ÷ 60(秒) ÷ 60(分) = 83.3(時間)
つまり3日と少しで寿命が来て、そのアドレスにはもう何も記憶させられなくなっちゃうわけだ。
もちろん、フラッシュメモリにはそこんとこ回避する仕掛けが組み込まれていて、ファイルの内容修正であっても同じアドレスにファイルを書き込まないように、アクセスの分散化・平均化が行われている。
だけどPCでの用途で考えると、例えば一般ユーザーにありがちな「ディスク容量ぎりぎりまでファイルを詰め込んでいて、ほとんど空きのない状態でワークファイルやスワップファイルが頻繁に更新される」って状況を考えると、ほぼ同じ領域がバックグラウンドで更新され続けてるって状況は有り得るわけだ。
まぁさすがにそれでも3日で寿命ってのは大げさだと思うけどね^^;