まさか出来ないだろうと思ってたんだけど、Microsoft Office OneNote 2003 SP2のセクションファイル(*.one)がFTP経由で開けるか試してみたところ、普通に開けちゃって、しかも編集結果も保存されたのでメモ。
もっと簡単な手順があるかもしれないけど、以下がその手順。
1. OneNote上で新しくセクションを作成して名前を付ける(ここでは TEST とする)。
2. 外部FTPサーバに保存する場合、念のためセクションにパスワードを設定し暗号化しておくと吉。
→ セクションを右クリックして「パスワードによる保護」を選択する。
※ ここで、標準設定だと My Documents\マイ ノートブック の下に TEST.one が保存されている。
3. 保存されているファイル TEST.one を、FTPサーバの好きなディレクトリにバイナリ転送する。
4. OneNoteのメニューから「ファイル」→「開く」→「セクション」を選択する。
5. ファイル名欄に ftp://hostname.domain/ と入力し、「開く」ボタンをクリックする。
※ hostname.domainにはもちろんTEST.oneが保存されているサーバを指定する。
※ ディレクトリを続けて指定しても多分通る。
6. そしたらFTPユーザー名とパスワードを聞かれるので入力する。
手順は以上。以下にもう少しメモ。
■自分の場合、1回目の接続の節目節目で異常に待たされたけど、2回目以降はサクサク。
これについては、会社から別ソフトでFTPアクセスしても希に似たような現象が起きてたから、OneNoteの問題ではなさそう。
■OneNoteってバックアップファイルも定期的に作ってるみたいなんだけど、そこまでしてくれるかどうかは確認してない。
■My Documents\マイ ノートブック の下には、FTPサーバ上の TEST.one へのショートカットが生成される。
■FTPサーバ側がタイムアウト時間を持っている場合、暫く編集を休むと当然接続が切れてしまうので注意。
**** (2007/07/12 追記)
■笠原一輝のユビキタス情報局 - ノートPCユーザーにとって便利なボイスレコーダとは?
~三洋「ICR-S290RM」とマイクロソフト「OneNote」を試す
OneNoteはマイクやノートPCと組み合わせると威力を発揮しそう。
OneNoteは簡単に書くと文書・音声・画像とか情報のメモアプリなんだけど、その音声録音機能で会議を録音しながら同時にメモを取ると、メモを取った時々の録音ポイントにジャンプして音声を確認できたりするらしく、この機能を昔記事で読んでからOneNoteに注目してた。(自分が昔読んだのは、たぶん上でリンクしてる記事)
ノートPCを持ってないからOneNoteがインストールできる環境になった今もまだその機能を使ったことは無いんだけど、録音機能を外しても、OneNote自体を普段から常用する癖さえ付ければそこそこ便利に使えるアプリだと思う。
あとは「そのメモを(Microsoft SharePoint Serverをセットアップしなくても)FTPやHTTP(WebDAV)経由でどこからでも編集できれば大方の不満解消」って思って試してみたら、できちゃったワケw
もちろん複数ユーザーでの共有とか同時編集になるとSharePoint Serverを介さないと無理だろうけどね。
さっき海外拠点とのプロジェクト定例会を会社のノートPCとSkypeでしたんだけど、OSがVistaだったのに会議が終わってから気づいて「おお、Vistaデビューじゃん♪」とか思いながらすこしイジって、スタートメニューを見て「をを!Office 2007じゃん、しかもOneNote 2007も入ってるじゃん♪♪」とか思いながら5分ほど遊んでみてたw
表が使えるようになってたりと幾つか使いやすくなってるポイントもあったから、あとは自分のOneNote使用頻度も考えてアップグレード検討中(まだ消極的だけどw)。
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■ITmedia PCUPdate - OneNoteの特長――OneNoteの多彩機能活用とそのシチュエーション
なんか便利そうなので、今度会ったら解説してくださいなー